2018/10/14 16:22

今日は、朝倉農園先代のノブさんが野菜の種を蒔くということで、家の畠の手伝いです。

庭に出てみると、塀の隅の桜の下にしゃがみ込んでいるノブさん…覗き込むと蒟蒻芋を掘り出してました。
「コンニャク作りたくてねぇ」


次に、大根を間引きして、大根菜が山積みに…
「採れた野菜はどんどん食べてぇ。旬の物を食べるのがイイよ。旬じゃないもの買うより美味しいからね」
「昔はタクアンにして一年中食べたけど」



やっと種まきをして、作業が終わると、畠に植えてあるミカンの木からひとつ「食べてみるぅ?」と捥いでくれました。
まだ青さが残るのに口に投げ込むと甘さが広がり、その後にじんわり酸っぱさが。懐かしい味。

「宮川は昔からある品種だよー。昔は青くても採ったけど、今は黄色くなるまでね」
宮川は実のつきが多く、黄色くなる程、甘くなるそう。


今度は鈴なりの渋柿から「よく赤くなったのを食べるだよ」とまたひとつ捥いでくれました。

渋柿が甘いとは知らず…熟れれば十分甘くなるのですね。かなり後になって、渋が口のなかでちょっとゴソゴソ。


旬の時期にだけ、美味しいものを味わう。それが当然の生活をずっとして来たんだなぁとしみじみ思うのでした。

小さな白い根がついた大根菜の山…
お吸い物、じゃこ炒め、煮物、小松菜の代わり使ったら美味しいか?カブの代わりになりそうか?

しばらく色々楽しめそうです。


いつか、素朴なお野菜もミカンと合わせてお届けできるかも。