2018/11/12 22:21
こんばんは、清水の朝倉農園です。
今日の園地は高山です。
清水は海側の港のある平地に街があり、背後には壁のような丘(山)が街を囲うようにそびえ、山奥へと続いています。
その壁のような山に高山の園地はあります。
高山という名のごとく、急な斜面の小高い山。
みかんの摘果や収穫の際には、木のてっぺんに手が届かず、脚立を使って作業をするのですが、脚立が立てられるの?と思うほどの足場で、立てても登るのが恐ろしいぐらいです。
昔は、脚立などはなく、木に登って作業をしたそうです。確かに、ちょっとした枝であれば登った方が早いというのもありますが、昔の人は1日に何度も1年に何回も、そして何年も登ったり降りたりを繰り返し、高度成長期には日本一の生産高で清水の経済を支えて来たんだなあと思うと感慨深いものがあり、感謝の気持ちでいっぱいになります。
現在は平坦地でも栽培が出来る環境が整い、眼下に広がる土地改良区にみかん畑が移されていますが、今でも山の斜面のみかん畑で年配の方を見かけることがあります。
昔は平地は田んぼが占め、みかん畑はなかったそうで、山の斜面で育てるのが良いみかんを作るための条件だったのでしょう。
朝倉農園も園地の8割は山の斜面にあり、日々の作業は大変です。園長をはじめ作業に携わってきたパートさん達、先代のノブさん、ご先祖様、本当にありがとうございます。
そして、朝倉農園のみかんを美味しいと言って食べてくださる皆様、ありがとうございます。
皆様からの「美味しい」が励みになります。
これからも宜しくお願い致します。