2018/12/25 20:00
こんばんは、清水の朝倉農園です。
グリーンエイトさんのご協力あって、竹之下の園地から、背戸山の園地に移って来ました。
収穫の作業を進めて行くと、初夏に見かけたベダリアテントウ(Vedalia瓢虫)を発見!
3ミリほどの小さな体で、ナナホシテントウのミニチュアにうぶ毛が生えたみたいな姿をしています。
今回は、写真をしっかり撮れました。
すごく小さなてんとう虫がいるもんだ!とちょっと興奮してしまったのですが、調べてみるとこの虫は、みかんにとって害虫となるイセリアカイガラムシを食べてくれる益虫なのでした。
殺虫剤を使わない、農作物の害虫への生物的防除として、19世紀にオーストラリアからアメリカへ導入され、画期的な効果をあげたことから、世界中の柑橘栽培地域に導入されたようです。
基本的には単食性ということで、外来種でも日本の生態系に影響を与えることはなさそうですね。
べダリアテントウもイセリアカイガラムシも原産はオーストラリアだし。
殺虫剤を無差別に使う園地であれば、益虫のべダリアテントウが死んでしまいイセリアカイガラムシによる壊滅的な被害が出ることもあるそうです。
園地では日々、いろんな虫を見かけますが、ベダリアテントウに出会えて、エコファームであることをしっかり証明してくれたことに、素直に良かったと思うのでした。