2019/01/30 10:00

こんにちは、清水の朝倉農園です。


朝倉農園の歴史は長く、現園長は13代目です。
先代のノブさんの頃は、山腹の海抜245メートルにある園地で作業をしてました。
そして場所は移動しましたが、昨年ブログに登場した絶叫園地など、標高はそう変わらないところで今までも作業をしてきました。


朝倉の屋号の「に上(マルジョウ)」は、そんな山の頂上付近が発祥であることを示しているのでしょう。
(ノブさん曰く、上の文字は位の高いものにしか使えなかったとか)


山腹の蔵にある、手書きの看板。


この屋号がいつから使われてきたのかわかりませんが、歴史を調べた方の手記によると、朝倉が山の水を管理し裾の家々に分配したようで、伊佐布に住み始め山を開墾し、この高みから日々駿河の海を見下ろしていたのでしょうか。


朝倉のご先祖様は、もとは福井の越前国主朝倉家の従兄弟筋が柿島に移り住み、そこから伊佐布へさらに分家したものと手記にはあり、伊佐布に来て武から農の道を選んだ先人は何を思って海を臨んだのでしょう。



小さい頃から先代の作業を手伝って来た園長は、山での作業の大変さを身にしみて知っています。

そしてその根性は、きっと何があっても、美味しいみかん作りへの試練を越えてくれるものだと思います。


今年はどんなみかんができるのか、そして新しく加わった園地がどうなっていくのか、楽しみにしていてください。