2019/03/27 07:02

こんにちは、清水の朝倉農園です。


新しい園地では、園長がせっせと穴を掘り、支柱を立て。



古くなった木から新しい木へ、植え替えできるように準備をしています。


小さな三角形の畑ですが、「みかん狩り」に来ていただけそうな園地が一つ増えました。


清水の土地は礫層で、この畑にも大きな岩盤が地中にありそうな、そんな石だらけの畑。

土中から出てきた邪魔な石は、排水路の脇に積み上げ土留めに。


朝倉農園、パート女子の頑張りで支えられていますが、園長はそれを影で支え、重い石組みをひたすら積み上げました(一応、女子も石運び手伝いましたけどね)。



ここでは、以前も柑橘が作られていましたが、ミミズが住んでる気配はなく、大地が礫層ということは、礫を作る元の粘土質も多い土地柄で、放っておくと硬くなってしまいます。

ミミズが住めるフカフカの肥えた畑になるように、剪定した枝を粉砕して木屑にしたものを畑に撒いています。



幼い苗木がしっかり育つように、自然の資材を使って肥料にし、整えます。

苗木の支柱は、朝倉の山の畑に行って姫竹を切り出して来ましたよ。



朝倉農園は自然と人に優しいエコファーマーとして、ご先祖様から受けついだ山の斜面で柑橘を作っていますが、全くの自然の力だけで成り立つ果樹園というのはありえず、(群集しない改良した)果樹を集約して栽培している時点で、自然に歯向かっているのですから、どんなに山奥であろうが、都会の街中であろうが、人が世話をすることが自然との協働、共保であって、しっかり育つように栄養を補い育てなければ果樹は枯れ朽ちてゆく。。。。


木は自分にあった場所へ歩いて行くことはできないので、自立できるようにしっかりお世話します。

その時には、この地が多くの生命の住む場所となっていることを願って。